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『楽しい夏休みです』 里母MM
C君が我が家にきて、3度目の夏を迎えました。
わがままいっぱいで、甘えん坊で、本当に愛しい存在のC君です。
ただC君、今夫が3ヶ月の入院から帰ってきたばかりで、
嬉しすぎて落ち着きません。
足の骨切り手術ですので、予後はいいのですが、リハビリの為の長期入院でした。 夏休みと共に自宅療養になったので、C君は留守家庭もやめ、 「朝から晩まで一日中とうさんと遊ぶぞー」と入院中から張り切っていました。
嬉し過ぎて、吃音がひどくなったり、 いたずらやおふざけがひどくなったり、 ニヤニヤが止まりません。なんと食欲迄落ちてしまいました。
食べるより遊びたいが先にたってしまっています。
でも毎日夫と遊んでニコニコ(o^-^o)です。
夫はへとへとだーといいつつ嬉しそうです。
かくいう私も仕事と家事と、そして男二人≪いう事きかんちん≫ばかりで、ヘトヘトです(笑)
仕事から帰ってきて、部屋に入ると大変な事になっています。
ですが、ニコニコと楽しそうに笑いあう二人、私から注意されて、
ほんの少し反省する二人、「おれはとうさんに似てるからグータラだ」というC君を見て、 吹き出しそうになりますが、 幸せな気持ちでいっぱいです。
今年も我が家は楽しい夏休みを過ごしています。
『ふふふ僕達本当の親子みたいやね』 里母MM
C君と家族になって1年が過ぎ、2度目の夏を迎えました。
この子が2歳の時に、子どもの村のボランティアとして託児に入り、その後、育親さん(子どもの村では里親さんの事を育親さんと呼びます)と親しくお付き合いしてたお陰で、この子の成長を側で見る事が出来ました。
この子にとって、私が2歳の時の自分をしっているという事が、とても嬉しい事だそうです。
C君「やっこちゃん、僕を2歳の時から知っとうと?僕嬉しいなぁ 」(満面の笑み)
それから随分たった数日前の事ですが、突然夜
C「ぼくを産んでくれてありがとう」
(私は、びっくりしながらも)「(私の所に)産まれてきてくれてありがとう」
C「ぼくを産んでくれてありがとう」
私「産まれてきてくれてありがとう」
その会話を繰り返す事数度、また突然C君「ふふふ僕達本当の親子みたいやね。本当の親子になったねぇ」
私「ほんとだねぇーふふふ」と顔をよせあい幸せな一時でした。
C君「僕達バカ親子やねーふふふ」
あんまり私が可愛い可愛いと言うから親バカ➡バカ親子だそうです。
この1年、我が家の生活もC君の生活も激変しました。特にC君は大変だったと思います。一年たって可愛らしいばかりのC君も、今では空手を習いだし、随分たくましくなりました。
この一年の沢山の写真を見ながら、まだまだ中身は赤ちゃんなのに、写真の顔は幼児からお兄ちゃんになって行き、嬉しくもあり、色んな事を乗り越えて、お兄ちゃんになったこの子の心を思うと切なくもなります。
C君「ぼく1年たったけん1歳になったよ」(本当は8歳)
さてC君、 空手を習いたいと本人が決めた時、
C君「今までやっこちゃんに、僕はいつも守ってもらったから、今度は僕がやっこちゃんを守るからね」私達は、中々厳しい親になれませんので、武道で心と身体を鍛えて貰い、我が家では、思いやりや愛を育て、本当の意味での逞しい青年へと育って欲しいと願っています。
C君は大学に行って、警察官になると言っています。
彼の将来の夢を過去に縛られないように、支えて応援をする事が、私の使命だと思います。
今日もリビングから夫とC君の賑やかな笑い声が聞こえます。
心から嬉しそうなC君の声。その声を台所で、聞きながら私は幸せを感じています。家族になって本当によかったと、心からそう思います。C君は我が家の大切な宝物です。