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『えがおホームにきて』 卒業生YM
ホームに来たのは13年も前の5月15日でした。
あの時は見知らぬ家に来て、不安でした。がホームの父と母に温かくむかえられ、それから新しく兄弟(?)になった子どもにも、あちこち連れ回されて、一ヶ月もたった頃には家族同様に皆んなで暮らしていたなぁと懐かしく思います。
あれから実親と過ごした年月を軽く超え、大きくなってからは現在進行形であり得ないぐらいの迷惑をかけています。
それでも父母はどんな時でも全力でサポートしてくれるので感謝してもしきれないぐらい、本当に良かったです。
高校も父母の存在があったらこそ卒業できた事と思います。
いつか必ずこの感謝の気持ちを糧に誰か他の人を勇気づけられる人間になりたいと思っています。
『Yちゃんの優しさに私は何回救われたか』 里父母EG
里父母より YMへ
「小2のYMです!」 えがお館の一室で元気な声で自己紹介してくれましたね。その時のあなたの姿は私の大事な思い出のひとつです。
それから13年経ち私達のもとから巣立つ日を迎えました。
振り返れば色んな事がありましたね。
同世代の子とのコミニケーションが苦手なあなたは小学校高学年の頃から中学校高校で不登校、引きこもり等困難な状況が長く続き本当に生きづらかったですね。
私達もどうあなたと向き合ったらいいか随分悩み心倒す日もありました。 そういう日が7年程続きましたが多方面からの支援を受けたりお互いにぶつかったり対話を重ねながら巣立ちの時を迎えました。
今後は就労生活支援のホームでの生活になりますがいつも見守ってますよ。
最後になりましたがYMちゃんの優しさに私は何回救われたか分かりません。素直で優しい子に育ってくれありがとう。
『さて、問題です』 里父EG
さてYちゃん、問題です。「逃げて行ったら追っかけてくる、ぶつけてやったら逃げて行くものって、な~~に?」答えは、「苦労」です。これから苦労とうまく付き合って、頑張って行きましょうね。